おかげであたしにも彼の姿が見える。
「灯里!」
そうあたしの名前を呼んで障子戸を開けた陸斗くんに、息を呑んだ。
邪魔だったんだろう。
メガネをせずに外の明かりを背後にして現れた陸斗くんが、いつかのお化け屋敷のときの姿と重なる。
淡緑黄色のほのかな光に照らされた部屋で、髪をかき上げ男らしく野性的な笑みを浮かべる陸斗くんが思い起こされた。
ああ、なんだ……。
ストンと、やけにアッサリ理解する。
あんなに分からないと思っていたことが、こんなに簡単なことだったなんて……。
初めて彼の素顔を見た日。
あの幻想的にも見える部屋で笑う彼を見たときから、あたしはもう奪われていたんだ。
あたしは初めから、陸斗くんに心を奪われていたんだね。
今この瞬間に、あたしはやっとそれを理解した。
「灯里!」
そうあたしの名前を呼んで障子戸を開けた陸斗くんに、息を呑んだ。
邪魔だったんだろう。
メガネをせずに外の明かりを背後にして現れた陸斗くんが、いつかのお化け屋敷のときの姿と重なる。
淡緑黄色のほのかな光に照らされた部屋で、髪をかき上げ男らしく野性的な笑みを浮かべる陸斗くんが思い起こされた。
ああ、なんだ……。
ストンと、やけにアッサリ理解する。
あんなに分からないと思っていたことが、こんなに簡単なことだったなんて……。
初めて彼の素顔を見た日。
あの幻想的にも見える部屋で笑う彼を見たときから、あたしはもう奪われていたんだ。
あたしは初めから、陸斗くんに心を奪われていたんだね。
今この瞬間に、あたしはやっとそれを理解した。



