コンビニでサラダを買ってからアパートに帰って来た俺は、買ったものをローテーブルの上に袋のまま放置してベッドに仰向けになった。

 今日も疲れたが、気分的には悪くない――というより、かなり良いかもしれない。


 何と言うか、今日は濃密な日だった。



 学校でも一緒に昼を食うようになった校外学習の班メンバー。

 俺の食事に文句を言った倉木は面倒だったが、わざわざ作って来てまで足りない栄養分を補給させようとするなんてやっぱり面白いヤツだと思った。

 だからちゃっかり毎日作るように誘導したら、マジで作ってくるとか。

 ま、味も悪くねぇし食うもんが増えるからいいけどな。

 それにあの時のあいつの顔は愉快だったし。


 そんな楽しくなってきた学校生活だったが、流石に今日は朝から億劫(おっくう)だった。