地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜

「ああ、いいぜ」

 でも、日高くんは普通にOKの返事をくれる。

「え? いいの?」

 だからついそう聞き返してしまう。


「何だよ。いいの? って」

「いや、地味男の秘密バレるから行かないって言うかと思って……」

「お前……普段地味男の俺と、今の俺が同一人物だって他の奴が気付くと思うか?」

「あー……」


 確かに、変わるところを直に見ていないと分からないかも知れない。

 さっき、日高くんもあたしの事分からなかったし……。


 それなら問題ないかな?


「じゃあ、出掛けようか」

 そうして二人で家を出る。


「あ、そうだ。ついでだからさ、お昼食べた後日高くんのクレンジングとか化粧水買おうか?」

「え゛?」

 歩きながら提案すると、ものすごく嫌そうな顔をされた。