「あ!夜毎……倒れちゃった……この人達……」

「っ……ふふっ、相変わらず、お前カッコよすぎなんだよ……!」

「へっ?ふふっ、カッコいいのは夜毎だよ」

 そう言って、周りの目など気にせずに抱きついてきた奈結を抱きしめ返す。

「もう離したくない」

「もぉ、ずっと一緒だってば」

 ……奈結……。

「イチャついてるところ申し訳ないけど、行くわよ」

「あ、ご、ごめんねっ!」

「奈結は悪くないわぁー!な、ゆ、は!!」

「あーはいはい、すみませんね」

 彩葉に一言だけ言わせてもらいたい。

「ふふっ、彩葉そんなに怒らないの〜」

「だってぇっ!」

 この人、(入日)腹黒だから、気をつけた方がいいと……。

 多分、本人自覚してないだろうし……。

 だけど……また、楽しくなりそうだ。

 このあと、ジェットコースターやその他のアトラクションを楽しみ、子供に戻ったような気がした。

 奈結もはしゃいで、楽しい一日を過ごした。