【side 凛音】

 最近、この近くに引っ越してきて、この学園に通うことになった。

 また女にキャーワー言われる生活が始まるかと思うと、うんざりだった。

 けれと、その学園には、変装した幼なじみがいた。

 雰囲気がそのものだったので、すぐ幼なじみとわかった。

 苺谷奈結、苺は、思ったより美少女になっていて、とても驚いたけれど……。

 まぁ、やはり、夜毎と結ばれたらしい。

 悔しいけれど、絶対に俺のものにすると決めた。

 そして、今度、夜毎もいるけれど、3人で遊園地に行くことになった。

 夜毎は嫌がっていたが、やはり奈結には敵わなかったらしい。

「苺」

「あず、どうしたの?」

 名前を呼べば、愛しい人がすぐ振り返ってきてくれる。

「ふふっ、可愛い顔だなって思っただけ」

「っ……」

 すぐ可愛い顔をして、恥ずかしがる苺に骨抜きだ。

 そんなことを考えながら、どうやって自分のものにするか、頭の中で計画を立て始めた——