「みっちゃん。あたしと一緒にメイクとか自分磨きを頑張って、もっと可愛くなって……一之瀬くんを惚れ直させてあげようね?」

「なっ、七星! ほっ、惚れ直させるって!」


「あたし、みっちゃんの恋を誰よりも応援してるから。やっぱりみっちゃんには、一之瀬くんと一緒になって欲しい」

「七星。ありがとう」


七星とお互い顔を見合わせ、微笑み合う。


「みっちゃん、お昼何食べたい?」

「パスタかな?」

「良いね。あたしカルボナーラ食べたい。行こっか?」

「うん」



──今日朝陽くんに助けてもらって、彼の優しさに触れて。


朝陽くんを好きって気持ちが、今日でまた更に強くなった気がする。


私の恋を応援してくれている七星のためにも絶対、彼にこの想いを伝えよう。


近いうちに自分から告白しようと、今日改めて思った。