「ありがとう、前島くん」 「どういたしまして。あ、そうだ。良かったら、古賀さんの隣で僕も一緒に、本を読んでも良いかな?」 「うっ、うん。良いよ」 私は前島くんと、窓際の空いてる席に2人並んで座り、黙々と読書する。 本のページをめくる紙の音だけが、ひたすら響く。 普段の教室と違って、図書室は静かで。 ゆったりとした時間が流れている。 おかげで、ひたすら読書に集中できる。 大好きな本に囲まれた、この落ち着いた空間が私は好きだ。