私の家にある昭仁を呪ったノートの束と呪いの言葉。



いつかそれが現実になればいいと私は心から願っていました。



そしてもしも神様がいるとしたら、そんな私の心からの願いが、いつかは叶うと思っていました。



もしも昭仁が死んだら……。

もしも昭仁が死んだら……。

もしも昭仁が死んだら……。



私が念仏のように何度も心の中で願い続けたその思いは、私の中で爆ぜたのです。



私はまるで意思を持たない人形のように、昭仁の背中だけを見つめ、彼を無心に追っていました。



そして私は後先を少しも考えずに、昭仁の背中に体当たりをし、昭仁の体を三階のベランダから突き落としたのです。



昭仁の体が宙に舞い、まるで夢の中の出来事のように昭仁の体が三階の校舎から落ちていきました。



そして昭仁の体がコンクリートに打ちつけられた音を聞いた私は、ベランダから校舎の一階にある中庭をのぞき込んだのです。