カウントダウン

(この世から早く消えろ、陰キャ眼鏡!

お前みたいなクズでブスでいいとこなしは、地獄の隅っこでうつむいているのがお似合いなんだ。

死ね、陰キャ眼鏡!

オレの前から消え失せろ!)


オレが忍を突き飛ばして、忍に馬乗りになった瞬間、教室内に悲鳴が響き、数名の男子生徒が立ち上がった。


そしてオレが額から血を流している忍の首を必死になって絞めているとき、誰かがオレの体を思いっきり突き飛ばした。


「何やってんだよ、貴史!

自分が何をしているのかわかっているのか?」


突き飛ばされて、仰向けに倒れたオレは、ものすごい形相でオレをにらんでいる康孝を見上げていた。


どうして康孝までがオレの敵になろうとするのか?


オレは友達だと思っていた相手からの冷たい言葉にムキになって反論していた。


「何だよ、康孝!

お前はオレの敵かよ!

オレが忍に殺されてもいいのかよ!」


オレがそう叫んだ後、オレは教室内の不穏な空気を感じ始めた。


女子たちの悲鳴にも似た声、男子たちの敵意を感じる視線。


オレはクラス中を完全に敵に回していると感じていた。


でもオレにはその理由がわからなかった。