カウントダウン

「お前の罪、二つ目……」


忍の不気味な低い言葉がオレのことを震えるほどにびくつかせていた。


「いつも私をバカにして、毎日毎日、私から自尊心を奪っていったこと」


「今さら何言ってんだよ。

そんなの、オレだけじゃないだろ。

みんながお前のことをバカにしていただろ」


オレが怯えながら震える声でそう言ったとき、オレのとなりにいた梅田先生がオレの肩を軽く何度も叩いていた。


「おい、柳田。

大丈夫か?

お前は誰と話しているんだ?」


オレはそう言った梅田先生の言葉に反応できないほど、忍の存在を恐れていた。


忍の憎しみに満ちたその瞳にオレの心は吸い寄せられていた。


「お前の罪、三つ目!」


忍の低く不気味な声が今まで以上に教室内に響き渡った。


オレはその言葉にドキリとして、心臓が飛び跳ねた。