カウントダウン

「オレの枕元に立った忍はオレにこう言った」


クラス中が貴史に注目する中で、貴史の声だけが教室内に響き渡った。


「カウントダウン……。

柳田貴史……、24時までにお前は死ぬって……。

三日前、二日前、そして昨日、オレは三度、忍の口からカウントダウンの言葉を聞いた。

忍の呪いが本当ならば、オレは今日中に死んじまう。

そんなのってないだろ?

呪いを解かなきゃ……。

忍の呪いを解かなきゃ、オレは……」


貴史の必死な様子を見て、これは何かあるんじゃないかと、私は少しずつ思い始めた。


貴史のあの怯えようはとても演技とは思えない。


貴史はきっと見たに違いない。


杉田忍の幽霊を……。