「目を覚ましたオレの枕元に立って、忍はオレを見下ろしていた。
頭から血を流して、血まみれのセーラー服を着てさ……。
オレはそんな忍を見て逃げ出そうとしたんだけど、金縛りにあったみたいに少しも体は動かなくて……」
「貴史が怖い思いをしたのはわかるけどよ、それも夢の続きじゃないのか?
忍の幽霊が枕元に立っていたなんて、怪談じゃねぇんだからよ」
「オレだってこの世に幽霊なんていないと思っていたよ。
でも本当なんだよ!
忍はオレを呪い殺そうとしているんだよ!」
貴史がそう言って声を張り上げると、教室内はしんと静まり返って、クラス中の生徒が貴史の方に目を向けていた。
私は取り乱している貴史を見て、忍の幽霊が本当にいるのかを考えていた。
忍が死んでからこのクラスで忍の名を出すのはタブー視されていた。
いじめの主犯だった貴史は尚更、他のクラスメイトたちよりも忍のことを考えたくないなずだった。
貴史はもしかして、忍をいじめていたことを後悔しているのだろうか?
だとしたら、貴史は自分が作り上げた妄想の世界にいる忍を恐れているのだろうか?
頭から血を流して、血まみれのセーラー服を着てさ……。
オレはそんな忍を見て逃げ出そうとしたんだけど、金縛りにあったみたいに少しも体は動かなくて……」
「貴史が怖い思いをしたのはわかるけどよ、それも夢の続きじゃないのか?
忍の幽霊が枕元に立っていたなんて、怪談じゃねぇんだからよ」
「オレだってこの世に幽霊なんていないと思っていたよ。
でも本当なんだよ!
忍はオレを呪い殺そうとしているんだよ!」
貴史がそう言って声を張り上げると、教室内はしんと静まり返って、クラス中の生徒が貴史の方に目を向けていた。
私は取り乱している貴史を見て、忍の幽霊が本当にいるのかを考えていた。
忍が死んでからこのクラスで忍の名を出すのはタブー視されていた。
いじめの主犯だった貴史は尚更、他のクラスメイトたちよりも忍のことを考えたくないなずだった。
貴史はもしかして、忍をいじめていたことを後悔しているのだろうか?
だとしたら、貴史は自分が作り上げた妄想の世界にいる忍を恐れているのだろうか?



