私からお前たちに良いことを教えてやる。

三年二組に蔓延している呪いの連鎖は止まらない。

一人死んだら、また一人。

次の一人が死んだら、また一人。

お前たちは死への恐怖に怯えながら、自分が殺される順番を待つだろう。

昨日はあいつが殺された、今日はあいつが殺された。

次は誰? 

もしかして私?

そんなことを思いながら……。

お前たちは本当の絶望を知らないはずだ。

でも、私は本当の絶望を知っている。

本当の絶望は出口のないトンネルだ。

暗闇の中で一筋の光も差さず、自分には絶対に明るい未来が来ないことを知ることだ。

私は今からお前たちにそんな絶望を教えてやる。

夢や希望が少しもない残酷な世界を味わって、お前たちは死んでいくのだ。

そして地獄で悔いればいい。

お前たちが私にしてきた残酷なことの数々を。

私はそうなることを願っている。

お前たちが理不尽な不幸に巻き込まれて泣き叫んだとき、私はそれを見て、声を上げて笑うだろう。