【憎むべき宮国中学、三年二組の生徒にメッセージを送る。

私は今でもお前たちが私にしたことを忘れていない。

お前たちは、暗くて、バカで、要領が悪くて、友達もいない私をいじめたことなど何とも思っていないだろう。

子供が虫けらをいじめ、危害を加えたときみたいに、その数分後にはその虫けらのことを忘れいるのだ。

確かにお前たちにとって私は、虫けらくらいに取るに足らない存在かもしれない。

私みたいな陰キャ眼鏡が、周りから罵られ、傷ついていても、お前たちは同情もせず、蔑むような笑みを浮かべて私のことを見ているに違いない。

私はそんな虫けらみたいな弱者に生まれたことが悔しかった。

弱者であるが故に、たくさんの理不尽に耐えなくてはいけないことが辛かった。

お前たちが私を傷つけた言葉たちは、時間の経過と共に消えたりはしない。

私はお前たちが私に吐いたその言葉を、全部忘れずに覚えている。

そして、お前たちが吐いたその言葉を思い出し、心が深く傷つく度に、お前たちに復讐したいと思っていた。

弱者だった私がお前たちよりも強き者になって、お前たちを絶望の闇に落とすそのときを、私は願うように待っていたのだ。

宮国中学、三年二組の生徒が次々に死んでいくのは偶然ではない。

あれは私の呪いなのだ。

私は今、神になったような気持ちで罪深きお前たちを罰している。

今のお前たちは虫けらのような弱者だ。

あの頃の私のように。