その日の夜、私はなかなか寝つけなかった。


私の頭の中は里山高校の都市伝説と浜中美澄の幽霊のことでいっぱいだったから。


今の私のこんな気持ちをちゃんと理解してくれるのは、一緒に浜中美澄の幽霊を見た優子しかいない。


明日、学校に行ったら、すぐに優子にこのことを相談しよう。


こんな不可解で大きな問題を一人で抱えているのはつらいから。


優子ならきっと今の私の気持ちをわかってくれる。


一番の友達の優子なら……。


私はそんなことを考えながら、いつの間にか眠りについた。


そして次の日、目を覚ますと、またあり得ないことが私の部屋で起きていて、私はゾッとしながら凍りついていた。