美澄と仲良くする人が減った後も、朋子は変わらずに美澄と友達だった。
美澄は他の誰にも打ち明けられないようなことを朋子にだけは話していた。
「ねぇ、朋子。
私ね、すごく後悔している。
なんであの日、弟とケンカして火傷なんてしちゃったんだろうって……。
ケンカの原因なんて些細なことだったんだ。
でも、あのケンカのせいで私にはこんなにひどい火傷の跡ができちゃって……」
「後悔する気持ちはわかるけどさ、今さら悔やんでも仕方がないよ。
時間は絶対に戻らないから……」
「そんなことくらい、私だってわかっているよ。
でもさ、いくら悔やんでも、どうにもならないと思っても、私はずっと後悔している。
そういうのって理屈じゃないから。
私は鏡で自分の顔を見る度に、後悔で泣きたくなる。
自分で自分が嫌になるの」
「美澄の気持ちはわかるよ。
でも、割りきらなくちゃ。
だって笑わない美澄なんて、全然、美澄らしくないから」
朋子はそう言って美澄に微笑んだが、美澄は少しも笑わなかった。
そんな美澄を見て、朋子の胸がチクリと痛んだ。
美澄は他の誰にも打ち明けられないようなことを朋子にだけは話していた。
「ねぇ、朋子。
私ね、すごく後悔している。
なんであの日、弟とケンカして火傷なんてしちゃったんだろうって……。
ケンカの原因なんて些細なことだったんだ。
でも、あのケンカのせいで私にはこんなにひどい火傷の跡ができちゃって……」
「後悔する気持ちはわかるけどさ、今さら悔やんでも仕方がないよ。
時間は絶対に戻らないから……」
「そんなことくらい、私だってわかっているよ。
でもさ、いくら悔やんでも、どうにもならないと思っても、私はずっと後悔している。
そういうのって理屈じゃないから。
私は鏡で自分の顔を見る度に、後悔で泣きたくなる。
自分で自分が嫌になるの」
「美澄の気持ちはわかるよ。
でも、割りきらなくちゃ。
だって笑わない美澄なんて、全然、美澄らしくないから」
朋子はそう言って美澄に微笑んだが、美澄は少しも笑わなかった。
そんな美澄を見て、朋子の胸がチクリと痛んだ。



