真夜中のサイコパス

優子の言葉が胸に刺さった。


そして優子の本当の気持ちを知った私は深く深く傷ついていた。


私は自分でも知らないうちに、自分という存在を浜中美澄に占領されていたのかもしれない。


自分が自分でいると思っていたときも浜中美澄が顔をのぞかせていた。


私はもう純粋な私にはなれないかもしれないのだ。


「これが私の今の気持ちだよ。

私は誰にも言わないけど、木村菜々子を階段から突き落としたのも咲良だって思っている。

私だって咲良のことが大好きだったよ。

でも、今は一緒にいられない。

今の咲良は咲良じゃないから」


そう言った優子は涙を拭って走り出し、私の元から去っていった。


そんな優子の後ろ姿を見て、私も思わず泣いていた。


優子は私のすべてに気づいて、私のことを拒絶しているのだ。


そう思うと、余計に私は悲しかった。


私たちはもう友達には戻れないかもしれないって、私は本気で思い始めていた。