真夜中のサイコパス

放課後になるまで、私はいろいろなことを考えた。


木村菜々子のこと、浜中美澄のこと、優子のこと、そして拓実のこと。


今日の良いことは拓実と仲良くなれたことで、悪いことは優子との距離が開いたことだ。


いつも一緒だった優子が側にいないと、まるで自分の一部がなくなってしまったような感覚になってしまう。


やっぱりどんなことがあっても、優子とは友達でいたい。


私はそう思って、教室から出ていった優子を追いかけた。


そして学校から少し離れた場所で、私は優子の背中に追いつき、優子に話しかけていた。


「待って、優子!」


私のその声に優子がゆっくりと振り返った。


でも、私の方を振り返った優子は少しも笑っていなかった。


「優子と話したくて、学校から走ってきたよ。

こんなに優子と話さない日なんてないからさ。

ねぇ、優子、一緒に帰ろう」


私は優子と仲直りがしたくて、満面の笑みを浮かべていた。


でも優子は私のそんな気持ちに答えてくれずに、冷たい声でこう言った。


「私は咲良と一緒にいたくないよ。

咲良は変わったよね。

前はそんなんじゃなかったのに……」


私は優子が言っている言葉の意味がわからなかった。


私が変わったってどういうこと?


私はなにも変わってないのに……。