「おい、有島。
お前さ、すごいこと聞いてくるな」
さすがに拓実の顔が真顔になっていた。
私はそんな拓実の気持ちの変化に気づいてドキマギしていた。
「だって知りたいじゃん。
いつもあんなに仲良さそうに話してるから」
また余計なことを言ってしまった……。
私は自分の口を塞ぎたい。
「確かに菜々子とは仲がいいよ。
実際、あいつはかわいいし」
木村菜々子を褒める拓実の言葉が私の胸をえぐっていた。
私には大好きな拓実の口から絶対に聞きたくない言葉がある。
それは私がずっと大切にしてきた思いを断ち切る可能性のある言葉だ。
私が胸の中にしまっていた淡い夢を消し去ってしまうリアルな言葉だ。
なぜ浜中美澄は私の大切な思いにトドメを刺そうとするのだろう?
私が本当に知りたいことを曖昧にしておけば、私はいつまで淡い夢を見ていられるのに……。
空想の世界で何度でも拓実に話しかけることができるのに……。
時間が止まって欲しいと私は思った。
いつまでも結論を先伸ばししていたいから。
私の夢が粉々に砕けるのを見たくないから。
お前さ、すごいこと聞いてくるな」
さすがに拓実の顔が真顔になっていた。
私はそんな拓実の気持ちの変化に気づいてドキマギしていた。
「だって知りたいじゃん。
いつもあんなに仲良さそうに話してるから」
また余計なことを言ってしまった……。
私は自分の口を塞ぎたい。
「確かに菜々子とは仲がいいよ。
実際、あいつはかわいいし」
木村菜々子を褒める拓実の言葉が私の胸をえぐっていた。
私には大好きな拓実の口から絶対に聞きたくない言葉がある。
それは私がずっと大切にしてきた思いを断ち切る可能性のある言葉だ。
私が胸の中にしまっていた淡い夢を消し去ってしまうリアルな言葉だ。
なぜ浜中美澄は私の大切な思いにトドメを刺そうとするのだろう?
私が本当に知りたいことを曖昧にしておけば、私はいつまで淡い夢を見ていられるのに……。
空想の世界で何度でも拓実に話しかけることができるのに……。
時間が止まって欲しいと私は思った。
いつまでも結論を先伸ばししていたいから。
私の夢が粉々に砕けるのを見たくないから。



