「どうしたの?こんなとこに呼び出して」
にっこり笑って見せると、弱々しく笑い返してくれる。
まぁ、わかってるのに聞く私も酷だけど。
「こういう場所、ベタじゃないですか?」
「かな?私初めてだけど。ここにきたの」
体育館裏、薄暗くて、少しの汚さをもって感じる、嫌悪感。
「叶奏さんは、どうして総長になろうと思いましたか?」
唐突の質問。
ゆっくりと流れる風が私の髪を撫ぜる。
「総長、かぁ。答えたら、私の聞きたいことにも答えてくれる?」
「……はい」
しっかりとそう返事をすると、私の目を真っ直ぐ見つめてくる。
私も、彼の目を真っ直ぐに見つめる。
総長って響き、一年経ったのにまだ慣れない。
いまだに私にはよく分からない存在なのかもしれない。
にっこり笑って見せると、弱々しく笑い返してくれる。
まぁ、わかってるのに聞く私も酷だけど。
「こういう場所、ベタじゃないですか?」
「かな?私初めてだけど。ここにきたの」
体育館裏、薄暗くて、少しの汚さをもって感じる、嫌悪感。
「叶奏さんは、どうして総長になろうと思いましたか?」
唐突の質問。
ゆっくりと流れる風が私の髪を撫ぜる。
「総長、かぁ。答えたら、私の聞きたいことにも答えてくれる?」
「……はい」
しっかりとそう返事をすると、私の目を真っ直ぐ見つめてくる。
私も、彼の目を真っ直ぐに見つめる。
総長って響き、一年経ったのにまだ慣れない。
いまだに私にはよく分からない存在なのかもしれない。