綺桜の舞う

琥珀ちゃんを見つめていた。


「琥珀、嘘つく時目見る癖なんなの?逆じゃない?普通。
普段から全く目合わせてくれないくせにこういう時だけ」
「ちが……っ、ちゃんとボクは刃牙の人間として堂々としなくちゃいけなくて」
「残念、俺は騙せませんでした」


…………いや、わからん。
なんで急に豹変系?
あれ、どうしよ、これ族同士の抗争だよな?
カップルの喧嘩に見えてきた。


「面倒臭いことは終わりにしよ、琥珀」


パチンッと、ユッキーが指を鳴らす。
ニンマリと弧を描く口元。


次の瞬間。


吹き抜けの、一個上の階からガチャン、と3箇所。
やけに重たい金属音と、骨が折れる音。


顔を上げると、ライフルを持つ3人の黒子が、夜桜の次期幹部候補達に気絶させられていた。


これはもしや、突破、口……?