綺桜の舞う

……落ち着いたら。か。


いつになったら、また叶奏と笑ってベッドに入れる日が来るのか。
明らかに今回は、今までとは比べ物にならないほどの勢力が動いている。


顔の割れた夜桜と怪我を負う綺龍。
組の人間の存在と、懐かしい薫風と言う名前。


今になって、過去の温床が露骨に顔を出している。


止めておけばよかった、一緒に笑っていられる未来があったかも知れないから。


族なんて立ち上げるべきじゃなかったかもしれない、傷つく人は少ない方が良かった。




いや、そもそも。
俺がここにいるのが、間違っていたりしているのだろうか。








そして、叶奏が消えた。