「あー、ここ久々かも」
ギィッと陽向が開いたのは、拠点の外、1番奥の小屋の入り口。
もう2年、みっちり開けていないから錆び付いたドアは立て付けの悪さも相まって、開けるのすら一苦労。
……ついてきたのは、陽向に話があるって、朝から言われていたから。
「だろうね。帰ってこなかったわけだし」
「うん。……懐かしい」
スタスタと奥に入っていって小屋の中を見渡す陽向。
私は入り口で壁にもたれる。
「懐かしいね〜。ここでいろいろしたね〜」
「そんな昔のこと忘れた」
嘘、死ぬほど覚えてる。
この小屋が1番老朽化が遅くて、外から見えないことをいいことにほんとにいろんなことをした。
……主に、カレカノっぽいことを。
そのまま家に連れて帰られるのがいつもの流れ。
「あの時、沙彩ちゃん中学生だったもんね〜」
「そうだね」
「まだ顔立ちも幼くて、今みたいに綺麗じゃなかったもんね」
「喧嘩売ってんの?殴んよ?」
ギィッと陽向が開いたのは、拠点の外、1番奥の小屋の入り口。
もう2年、みっちり開けていないから錆び付いたドアは立て付けの悪さも相まって、開けるのすら一苦労。
……ついてきたのは、陽向に話があるって、朝から言われていたから。
「だろうね。帰ってこなかったわけだし」
「うん。……懐かしい」
スタスタと奥に入っていって小屋の中を見渡す陽向。
私は入り口で壁にもたれる。
「懐かしいね〜。ここでいろいろしたね〜」
「そんな昔のこと忘れた」
嘘、死ぬほど覚えてる。
この小屋が1番老朽化が遅くて、外から見えないことをいいことにほんとにいろんなことをした。
……主に、カレカノっぽいことを。
そのまま家に連れて帰られるのがいつもの流れ。
「あの時、沙彩ちゃん中学生だったもんね〜」
「そうだね」
「まだ顔立ちも幼くて、今みたいに綺麗じゃなかったもんね」
「喧嘩売ってんの?殴んよ?」