ライオン少女は宇宙系男子を落としたい

麺を口に運ぶ箸が一瞬止まった。



「……急にどうしたんですか」

「よく学校で声かけてくれるから、仲良くなりたいなって」

「正気ですか? あいつめっちゃ連絡してきますよ。電話出ないと怒られますし」

「そうなの?」

「スマホの電池すぐ減ります。それでもいいなら教えます」



早口で答えて再び麺を口の中へ。

ちょっと失礼な言い方しちゃったなと心配していたが。



「平気。むしろもっと仲良くなれそうだし」



「後で教えてね」と笑って言い残し、食べ終わった器を返しにいった。



「……マジかよ」



器がデカいなぁ。怒らせたら怖そうなのに。


もしかして、明莉のこと気になってるのか……?


明莉は先輩のことは推しだとハッキリ言っていたから、多分本気になることはないと思う。


けど……先に先輩のほうが本気になってしまったら、明莉が先輩を受け入れないとは断言できない。

出会った初日からキュンキュンしてたし、可愛いって言ってもらえてはしゃいでたし。


2人の仲を邪魔するつもりはないけれど、恋愛関係に発展するのだけは避けないと。