「ん? なんでずっと待ってたって知ってるの?」
「さっきクラスメイト達から、お前が1時間くらい前から教室の前に居座ってるって聞いたんだよ」
あぁそういうこと。
待ってた時、挨拶してきた人が何人かいたけど、詩恩のクラスメイトだったんだ。
「で、何の用?」
「ハンカチ返したくて。はいっ、ありがとう」
貸してもらった星座柄のハンカチを返却。
「あげるって言ったのに。わざわざアイロンまで……ありがとう」
「いや……その、星座オタクだからお気に入りかもしれないと思って」
「え? オタク?」
ハンカチをポケットにしまう彼の目が丸くなった。
「う、うん。違うの? プラネタリウム好きなんだよね?」
「そうだけど……星座っていうか、俺宇宙が好きなんだよね」
う、宇宙……⁉
地球とか太陽とか無重力とか、ブラックホールとかの⁉
会わない間に星座オタクから宇宙オタクに成長してたとは……。
規模がデカくなっててビックリ。
「じゃあね」
「あぁ待って待って!」
教室に入ろうとする彼の腕を掴み、引き止める。
面倒くさそうに溜め息をついてるけど、もう慣れっこだ。
「……まだ何かあんの?」
「連絡先交換しよう?」
「さっきクラスメイト達から、お前が1時間くらい前から教室の前に居座ってるって聞いたんだよ」
あぁそういうこと。
待ってた時、挨拶してきた人が何人かいたけど、詩恩のクラスメイトだったんだ。
「で、何の用?」
「ハンカチ返したくて。はいっ、ありがとう」
貸してもらった星座柄のハンカチを返却。
「あげるって言ったのに。わざわざアイロンまで……ありがとう」
「いや……その、星座オタクだからお気に入りかもしれないと思って」
「え? オタク?」
ハンカチをポケットにしまう彼の目が丸くなった。
「う、うん。違うの? プラネタリウム好きなんだよね?」
「そうだけど……星座っていうか、俺宇宙が好きなんだよね」
う、宇宙……⁉
地球とか太陽とか無重力とか、ブラックホールとかの⁉
会わない間に星座オタクから宇宙オタクに成長してたとは……。
規模がデカくなっててビックリ。
「じゃあね」
「あぁ待って待って!」
教室に入ろうとする彼の腕を掴み、引き止める。
面倒くさそうに溜め息をついてるけど、もう慣れっこだ。
「……まだ何かあんの?」
「連絡先交換しよう?」