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「はぁ、疲れた」

「悪い。家帰って休んで。かなり連れ回されただろ」

「それはええけど。美和さんパワフルすぎひん?」


蕪木家のみんなとお食事して、夜遅いから泊まれと言われ泊まった。
次の日、美和さんに起こされて、アトリエに連れて行かれて身体をまさぐられた。

美和さんって、泉のお母様な!



もう、ほんと、パワフル


気に入られてよかったけどさ


全身採寸されて、ルンルンウキウキで洋服のデザイン案を何枚も書き上げていた。


「結婚はいつになるかなぁ」


そう楽しそうにしてくれる美和さん。

なんか、自分の事を他の誰かが楽しみにしてくれるって幸せな事やな。それが彼氏のお母様なら尚更。


「ま、お互いそれなりにお金溜まってるし、時期が来たらかな」


その時期がわからんけど。
結婚って躊躇うのはお金のこととか安定面であったりとか…やんな?知らんけど。

まぁ…その前にどこで働くか、ちゃんと考えなあかんな。

一回東堂戻ってお母様と志木と話さなきゃ。


「世界で1番可愛い花嫁になるでしょうね」


そう笑顔で言ってくれる美和さんに、あたし自身胸が躍った。