「じゃあ旅行楽しみだね」

「うん!あんまり気にせんと普通に楽しむつもりしてる」

「蕪木先輩も喜ぶと思うよ。でも今日買った下着つけて行きなよ?」


あれは勝負下着だからな。と言われる。
パンツくらい…とか下着くらい…って思ってしまうんやけど言わんとこ。

桜さんがみた、あたしと泉の手合わせも、まさかパンツで勝敗が決まったとは知らんやろうし。


「あたしちょっと売店みてくるわ!」


気晴らしに少しこのホテルを探検しよう。2人とも疲れたから少し休憩してるとの事。

冒険だ冒険!!


---



『あれ、大丈夫かな?最後頑張るって意気込んでたけど…女の子側が意気込むのどうなの?」

『うーん。ちょっと心配ね。慧くんが言ってたけど、泉くんセカンド童貞らしいよ』

『セカンド童貞?なにそれ』

『童貞ではないけど、長いことエッチしてない人のこと。5年だってさ』

『あんなにモテモテで女の子に困らない人なのに……それを全て無視して、杏ちゃんを選んだって素敵』


『てゆうか慧くん、桜さんに話しすぎじゃない?』


『ね。筒抜けだよ』


-----