「結輝さんに、抱きついた……鈴くんひどいよ……」

「え?それって、嫉妬?」

「へっ?あ、あの、い、嫌だったよ……?」

 ああなんだよその上目遣い。

 俺、背伸びたから、余計に上目遣いになってる……。

 こんなに可愛い彼女に対して耐えられる理性の持ち主なんて俺ぐらいだろう?

 全国の人から褒めてもらいたいぐらいなんだけどな……はは……。

「ごめんね、だって先輩が僕にばっか嫉妬させるんだもん」

「えっ?そうなの?ごめんね、私男の子とは極限まで話さないようにしようって、頑張ってたつもりなんだけど、告白とかしてくれたりして、距離が見てた感じ近かったよね……」