ギュッ——- 「っ……?!」 あー今、抱きしめられてる。 俺、抱きつかれてる……。 それも、顔が近いらしく吐息が聞こえてくる。 「ふーふー」と規則正しく息をする綺麗な先輩。 是非とも閉じ込めさせていただきたい……。 そんな事を思いながらも、眠りに着こうと努力はした方だ。 結局無理で、心臓の音がうるさいばかりであった。 「ふぁ……鈴くん……」 「っ……!?」