死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

見なれたグラウンドのはずだけどなにかが違う。


例えば木の大きさ。


自分たちの身長よりはるかに高かったはずの木が、もっともっと小さくて、背延びをすればてっぺんに手が届きそうだ。


それにサッカーゴール。


赤錆びが目立ち始めていたはずなのに、ここにあるゴールは塗りたてのように白い。


なんと言っても、校舎全体が新しくて太陽に照らされてキラキラと輝いているように見える。


梓は自分の手足を確認してみた。


筋肉質で、ゴツゴツしてい体。


それは明らかに自分のものではなかった。


(あぁ、追体験が始まったんだ)


理解したとき、1人の女子生徒がこちらへ向けて走ってくるのが見えた。