きみは微糖の毒を吐く





「絢斗くん、大好き。
生まれてきてくれてありがとう。お誕生日おめでとう」




「っ……」





照れた顔の彼を思いっきり抱きしめたら。





「暑い。うざい。離れて」





なんて冷たい言葉が返ってきたけれど。




絢斗くんの誕生日なのに、私がこんなに幸せになってしまっていんだろうか。