愛は惜しみなく与う⑦

莉子ちゃんは、とても物知りだ。
ここの公園のアイス売り場も教えてくれたのは莉子ちゃんだ。

私は知らないことが多すぎるんだ


そしてその公園で話していると、なにやら怖そうな集団がゾロゾロと集まってきた。

護衛の1人が様子を見てくるといい離れる。


また反対側からも人が来る


怖いよと莉子ちゃんと話していると、聴き慣れた声がした



『人も多いこの時間に、あんたら頭悪いんか』


そうやって言って、現れたのはお姉ちゃんだった。片手にはアイスを持っている。
どうしてここに?なんでお姉ちゃんがいるの?

お姉ちゃんは私には気付いていないみたい。


そんな危なそうな雰囲気の人たちに近づいちゃダメだよ。そう思ったけど違ったの。



『お前は!!!薔薇の!!』
『1人じゃねーか!拉致って倉庫連れて行け!』


聞こえる言葉が、お姉ちゃんに向けられているものだと分かった時、体が震えた

お姉ちゃんが危ない!

どうしよう。でも身体は動かない





『1人やからなんやねん。お前ら相手に、人数いらんやろ』


そう言ってお姉ちゃんは


走り込んできた男の顔面に、前蹴りをいれた