いつもとは違った、三人で囲む食卓。 四宮さんが当たり前のように私を名前で呼ぶので、せっかくのパンの味がよくわからなかった。 氷室さんは「なんか、いつの間にかずいぶん仲良くなったな」とぼそりと呟くように言ったきり、もそもそと食べていたので、二日酔いがひどいんだろう。 いつもは騒がしい氷室さんが珍しく静かなので、なんだか変な感じだった。