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加工した写真を早くみんなに見てもらいたくて、いつもより10分も早く学校に到着してしまった。


「ミキコおはよう!」


A組の教室へ入った瞬間、クラスメートたちがあたしに駆け寄ってくる。


みんな怖い話が好きなのだ。


「昨日行ってた女の子ってまだいるの?」


「もういないよ」


「え、どうして?」


「えっとね……誰かについていっちゃったみたい」


さすがに『マナミについていった』とは言わなかった。


そんなことを言えば、オカルト好きな子たちはマナミについていってしまうかもしれないから。


「嘘、誰誰!?」


「こわぁい!!」


口々に噂をし始めるクラスメートたち。