「……明日伯母様が屋敷に来るそうよ。あの不祥事で心配をされているようなの」 「そうですか」 「覚悟を決めなくてはね」 イザベラは蒼白な顔をオレに向けた。 「あ、」 口に出してうつむく。 「ご主人様?」 「いいえ、なんでもないわ」 「仰ってください」 指先が震えている。イザベラは大きく息を吸った。 「あ、明日、私の側に居てくれるかしら?」 イザベラの震える指先を、オレの両手で包み込む。 「もちろんです」 ニッコリと微笑んで見せる。イザベラはホッとしたように頷いた。