ずるいよ先輩、甘すぎます







夏休みに入ってから三琴先輩とは一回も会っていなかった。



それもそのはず、三琴先輩と私は偶然知り合って成り行きで一度だけ一緒に遊んだだけの関係。




また甘いもの食べに行こう、という話をしたものの、こういう約束が高確率で実現されることのないまま放置されることもなんとなくわかっていたので、私から連絡をすることもなかった。



三琴先輩のほうからもなんの音沙汰もなかったので、きっと同じような感覚だったのだと思う。



だから彼にドキドキしている私は───…すこし変だ。