ずるいよ先輩、甘すぎます









「大槻(おおつき)さんさ、今度遊びにいこーよ」




夏休み某日。


家の最寄り駅の近くにあるコンビニでバイトをしている私は、同期の真渡(まわたり)くんから遊びに誘われていた。


高校生なので、法律に基づいて私と真渡くんの上がる時間は22時になっている。



真渡くんは隣町の高校に通う同い年のバイトくん。


明るめのブラウンに染められた髪の毛はワックスで軽く遊ばれていて、耳にはピアスの穴が1つずつ開けられている。


見た目だけで言ったらただただモテそうな男の子だな…で収まるものの、彼の口から放たれる言葉が軽いものばかり。




総合的に見て、真渡くんはただのチャラい人である。