「え、エナちゃん今日一日 暇って言ってなかった?」 「急用よ。ついさっき全身マッサージの予約入れたの」 「私と遊んでる途中で?」 「そうそう。すごい肩が凝りだして」 ぜったい嘘じゃん……!! 心の中でそうツッコミを入れる。先程感じた胡散臭さは気のせいでは無かったらしい。 寛太先輩はさっきからどこか視線が合わないし、エナちゃんはいつも通りに見えてすごく饒舌だ。 ちらり。 恐る恐る三琴先輩の方を見ると、彼は特に意見することはせず、「…ふうん」と感情の読み取れない相槌を打っていた。