ちょ、ちょ、エナちゃん。
私、エナちゃんの話なにも知らないんだけど───…
「付き合ってないし何もない。同盟組んでるから連絡先交換しただけ」
「え、同盟って、」
「こっちの話」
「て、ていうか私まだなにも言ってない…エナちゃんエスパー?」
「紘菜はぜんぶ顔に書いてあんのよ」
そんなに顔に出てたかな。
だとしたらすごい恥ずかしいな。
「寛太先輩たち、いまゲーセンに居るって」
「連絡はや!」
「まあまあ。私たちも行こ」
「え、エナちゃん…!こ、心の準備が…」
「そんなの要らないでしょ。ほら、はやく」
エナちゃんに半ば強制的に連れられ、私たちはおしゃれなカフェを出た。
恋かどうか確かめにって…───あれ?
もしかして私、かなり勇気がいることをさらっとやらされようとしているのでは?



