ずるいよ先輩、甘すぎます







嬉しかったのかもしれない。


三琴先輩と触れ合っている時間を、不謹慎ながらに幸せだと感じていたのかもしれない。



……かもしれない、というだけで 自覚は無いけれど。




「うー…わかんないよエナちゃん…」




私が抱いている感情は、どれもこれも曖昧なものばかりだ。





「じゃあ今から確かめに行こう」




うなだれる私に、エナちゃんはそんなことを言いだした。




「え?」


「寛太先輩、今日三琴先輩と遊ぶ約束してて駅にいるらしいんだよね。今から三琴先輩に会ってその気持ち確かめようよ。恋かどうか、はっきりさせちゃいな」


「ちょ、ちょっと待ってエナちゃん」





三琴先輩に今から会うって…どんな急展開?


ていうかエナちゃん、寛太先輩と連絡先交換してたの?いつ?


え、もしかして2人、もう付き合ってるとかかな。





……え?もしかして、エナちゃんに恋の予感?