私は何事かと思ってキョロキョロする。おじさまは頬を赤らめて硬直し、お父様はソッポを向いて肩を震わせている。
お兄様となんて信じられないものでも見るように私を見ていた。
やらかした!?
恐る恐る男の子を見れば、俯いて肩を震わせていた。
怒らせてしまったかもしれない。慌てて弁明をする。
「あ、ごめんなさい。悪い意味じゃなくて、おじさまの髪、赤いのに白いのが混じってピンクで可愛くて。だから私もそうなりたいけど、私の髪だと無理だから……」
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