冷たい! ベルンの魔法だ! 「ベルン!」 シュテルがベルンを見た瞬間、ベルンはニヒと笑って、唇に人差し指を当てウインクした。 ―― ひみつ ―― 言葉に出さないけれど、ベルンの言いたい意味はわかる。 魔法を使ったことは、三人の秘密だと言いたいのだ。チラリとオレンジジュースの瓶を見てみれば、外側はうっすらと白く凍っている。 俺とシュテルは、ベルンと同じようにニヒと笑い、顔を見合わせた。