僕の元には、喉から転がり出た青い琥珀(ベルンシュタイン)だけが残された。 これが僕の中でつかえていたもの。 魔物に奪われそうになったもの。 持っているだけで苦しくて切なくて、手放してしまいたいのに、きらきらと眩しく光る大切な宝物。 僕の青い琥珀。 僕は、彼の守ったこの国を守りきるために、立ち上がって声をあげた。 僕らは魔物を倒して国を守る。 そして僕らは、彼を失った。