「いるさ」 ムッとして、フェルゼンが答えた。 「え? ほんと?」 本気で驚いてしまう。逆にどんな子なのか見てみたい。 「ちなみに、噂のご令嬢は青の扇だ」 「しかも、僕の婚約者候補に入ってる」 シュテルがなんとなく怖い顔で微笑んだ。 それにしても。 「シュテル、婚約するの!?」 初耳だった。