制服のスカートの奥からダラダラと流れ出る血を見て、一瞬にして血の気が引いて行った。


「なんだよこれ……」


震える声で言っても、真っ青になったユナは答えない。


今にも倒れてしまいそうだ。


「ごめん……ナオヤ……」


ユナはとても小さな声でそう言うと、その場に倒れこんだのだった……。