だけど、これで雄大がイジメられていた原因がはっきりした。


妊婦さんのお腹にボールを当てたとなると、事情は大きく異なってくる。


それを知ったユマちゃんの親友や、彼氏のナオヤが雄大を憎んでもおかしくはなかった。


そこからイジメはエスカレートして言ったのだ。


もしかしたら、ユマちゃんやナオヤが裏で糸を引いていたのかもしれない。


そう考えると、胸の奥がズシンと重たくなった。


2人とも表面では雄大のことを許していたけれど、実際は違ったんだから。


「ユマちゃんは子供を産むんですか?」


アユカの質問に、ユマちゃんのお母さんは左右に首を振った。


「子供はおろさせたわ。学校にも復帰するように促しているところよ」


「そう……なんですか……」


アユカがユマちゃんのお母さんから視線をそらせた。


子供の命は助かったけれど、それでも産むことはかなわなかったようだ。


あたしたち子供はなんて無力なんだろう……。


「あなたたち、ユマの相手が誰か知らない?」


その質問にあたしは「え?」と、首をかしげた。