私を捉えて離さないこの綺麗な目。


月明かりの下で、見つめ合っていた私たちはどちらともなく顔を近付け、唇を触れ合わせた。


認めてはいけないと抑えていた恋情。


もうそんな必要はないんだ。


來が隣にいてくれれば、私は華月として歩いてゆける。


華麗な華として、月から目を背けることなく。來とともに生きてゆこうーーー。





復讐の華 Fin.