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「最近いろいろあってお前らも混乱してると思うけど、話がある」


1階のホールにメンバーを集まらせた來が、話を切り出した。


前に立つ私たちを沢山の真剣な顔が見つめる。


とうとうこの時が来たんだ。飛鳥も経験したであろうこの瞬間。


「華月を姫にしようと考えている。誰か反対する奴はいるか?」


來の問いには誰も手を挙げなかった。私と話したことがある何人かが、パッと笑顔を見せる。


來がこちらを見て頷く。1歩前に足を踏み出した私は、一つ息を吐いた。


「皆んな、ありがとう。私は皆んなのことをまだ深く知れていないし、まだ話したことの無い人もいる。だからこれからもっと仲良くなりたいなって思います。私を、水憐の仲間にしてくれますか?」