異世界で女嫌いの王太子に溺愛されてます。

優しく微笑むユーリを、思わず抱き寄せる。

その髪に口付けしながら、数年前と同じ言葉を紡ぐ。


「私が唯一そばにいて欲しいと思ったのは、ユーリだけだ。それは、これからも変わらない。一生、私の隣にいてくれるか?」


ユーリは顔を見上げて微笑むと、私の頬に手を添えた。


「私が一生隣にいたいと思ったは、ルイスだけ。あなたの隣にずっといさせてね」


愛しいユーリの言葉に笑みを返し、そっと口付けをする。その存在を確かめるように、何度も何度も。







END