「……そ、そんなこと……」
一瞬狼狽たレジーナだったけれど、すぐさまキッと私を睨みつけてきた。
「そもそも、王妃としてルイス様の隣に立つのは、この私だったはず。それなのに……それなのに、どこの誰ともわからないような、突然現れた娘が、いきなり次期王妃になるだなんて、私は認められません」
「お前に認めてもらう必要はない。キース、あれを」
側近のキースは、何やら長い用紙を持ち、淡々と読み上げていく。
「アルベール王国騎士団は、ユーリ様に忠誠を誓います。ユーリ様は女性であるにもかかわらず、自ら剣を持ち、敵を恐れずに向かうことのできるお方。その勇敢なユーリ様こそ、ルイス様と背中合わせで戦える、素晴らしい王妃様となられるでしょう」
え、えっと……男勝りってことかしら……?
一瞬狼狽たレジーナだったけれど、すぐさまキッと私を睨みつけてきた。
「そもそも、王妃としてルイス様の隣に立つのは、この私だったはず。それなのに……それなのに、どこの誰ともわからないような、突然現れた娘が、いきなり次期王妃になるだなんて、私は認められません」
「お前に認めてもらう必要はない。キース、あれを」
側近のキースは、何やら長い用紙を持ち、淡々と読み上げていく。
「アルベール王国騎士団は、ユーリ様に忠誠を誓います。ユーリ様は女性であるにもかかわらず、自ら剣を持ち、敵を恐れずに向かうことのできるお方。その勇敢なユーリ様こそ、ルイス様と背中合わせで戦える、素晴らしい王妃様となられるでしょう」
え、えっと……男勝りってことかしら……?



